鉄子おばあちゃんの撮影雑記

鉄道のある風景を撮影しながら感じたことなどを書き留めています

2.撮影マナーを考えてみる

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鉄道写真を撮っていると、撮りたい角度というものがあって、どうしてもこのライン上で撮りたい、ではどこに立てるか…と周りを見ながら決めることがよくあります。

こんなことがありました。

ライン上のどこで撮ろうか見回すと畑の畦道…明らかに私有地。当然、所有者はその場にいない。

遠くの畑で農作業をされているご婦人がいたので、事情を話すと「〇〇さんのところだけど後で伝えとくからいいよ」と言ってくださった。

「よかった」と戻ってきたら、なんと運良く畑の片付けに所有者の方がいらしてた。

再度事情を話したら快くOKしてくださって「坂だから気をつけて撮ってください」と暖かい言葉も添えてくださった。

後掲の写真がその場所ですが、実は撮りたかったのは夜の写真。2〜3時間いたと思います。

陽が落ちると山間なのであっという間に暗闇の中。時刻表を見ながら脇目も振らずに駅だけをじっと見つめていた…多分周りからそう見えたのだと思います。

ふと、後ろで物音が…😱

振り向くと暗闇に人影…飛び上がるほど驚きました! 実際飛び上がったと思います(笑)

よく見ると先ほどお会いしたこの畑の所有者の方

「夕方通ったらまだ車があって、暗くなった今もそのままだったので、もし滑り落ちたりしてたら大変と見にきました。撮影中だったので一安心して声かけようと思ったら、集中していたのでかけ損なって…」と…

まあ、なんと!申し訳ないことをしてしまいました。夜の写真が撮りたいと言っておけば良かったと。

こんなことを何度も経験してきて考えてみると、撮影地でその土地の皆さんにいろいろ親切にしていただいてきたことが「ここで今自分ができる最高の写真を撮ろう…」という力になっているのかもしれないという思いと、それが写真の楽しさなのだろうと思いました。

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その時の小海線佐久広瀬駅の写真を一枚

陽が傾き始めた頃から夜まで眺めていた駅

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