鉄子おばあちゃんの撮影雑記

鉄道のある風景を撮影しながら感じたことなどを書き留めています

8.雪景色は難しい

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只見線魚沼編】

雪景色を撮りたい…先日、夜行日帰りで新潟の魚沼まで弾丸撮影に行ってきました。

暖冬の今年は、まだ本格的な雪景色の中で撮影をしていません。木々に着雪した雪も、たどり着いた時には暖かくて落ちてしまうという…

今度こそ…でも世の中そうはうまくいきません。撮影場所までスノーシュウで1時間歩いたら汗だくです。もう春なのかい?という感じなのです。

雪景色…と一口に行っても、1日の中で色々なシーンがあります。ふわふわと雪が舞っている時、雪がやんで音もない静寂の時、陽がさしてキラキラ反射しているとき、宵が迫りあかりがぼうっと燈るとき…想像をかき立てられますね。それぞれの景色に、ここ!という瞬間があるのです。

ところがここから違うのは、鉄道風景には時刻表との一致が必要です。つまり、素敵な瞬間を逃さず撮るのと、列車通過時刻にどんな風景に変わっているかを考えて撮るところの違いです。そして露出のとり方は手探り状態で、一言で言うと超難しい…のです。

先輩方(年齢ではなく経験数)の写真を拝見しながら素晴らしい写真に出会った時は、その方のその時の状況や撮る思いなどがわたしの頭の中を駆け巡ります。そして一段落すると、私の目標の一角に積み上げられていきます。もう身動きが難しいほどの大きなお山です(笑)。

例年より雪が少ないとは言っても、ほとんど雪の降らない地域(神奈川県)に住む私にとっては、今回も素敵な風景にたくさん巡り合いました。まだ雪景色の撮影時の露出にああだこうだと迷っている私にとっては、雪を美しく撮ってあげることもできませんでしたが、数日滞在して撮り続けることができたら少しは希望が持てるかもしれないなんて自分に言い訳して…笑

通行止めのところまで車で行き、そこから雪道を歩くことになるため移動に時間がかかります。体力も必要です。だから余裕を持って準備しないと撮る列車を逃してしまうなんていう失態をおかしかねないので、本人は結構必死。根性だけはあるつもりです…笑

ところで、今までは現地到着まで雪道を幾度となく怖い思いをしながらたどり着いていたのですが、今回は道路に全く雪のない状態でした。よかったのか残念だったのか、やっぱり暖冬なんですね。

美しい雪景色の鉄道風景写真を撮りたい…といつも思いながら、雪をうまく表現できなかった写真もいくつか並べておきましょう。次回のために…

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曇り空がほわんと明るくなった朝…例年なら屋根に綿帽子

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輝く越後の山々を背景に走る只見線(鉄道ホビダス今日の一枚に掲載していただきました)

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国道252号線冬季通行止めのところから見下ろすとまるでジオラマのような風景が…
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スノーシュウで1時間、汗をかきながら登った先から…

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魚沼を走る只見線…あと数ヶ月で置き換わるそうです
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今回の高速料金7940円 走行距離580km

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